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2011年2月 6日 (日)

☆紙芝居 「われは川の子 冠川(かむりがわ)っ子」☆

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「オーイ!ゴン!さんぽに行くぞ」と、朝早く冠太は七北田川のていぼうを

今日も愛犬のゴンと走って行きました。冠太は小学三年生。

「なあゴン、あした晴れるといいな」と言うと「クゥーン・クゥーン」とゴンはうなづきました。

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やった!晴れたぞ!」あくる朝、冠太は飛び起きました。

冠太たち三年生は、七北田川のていぼうを先生のあとについて、

歩いて歩いて五平淵(ごへいぶち)につきました。

すみきったまっ青な空、遠くには泉ヶ岳も見えます。

七北田川の水質を守る会のおじさんが待っていてくれました。

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いよいよ地引網

<おじさん> 「ソーレ」

<三年生みんな> 「ヨイッショ、ヨイッショ、ヨイッショ」

アミを岸辺に寄せると鮭はピチピチと元気よくはねあがっています。

J4

冠太や力持ちの男の子たちは網にかかった鮭を持ち上げ

<冠太> 「鮭ってでかいなぁー」

<男の子> 「うひゃーっ、これは重いぞ」

<女の子> 「うわーっ生きてる、動いてる」

と、そばで見ていた女の子たちはドギマギしています。

J5

さあ、こんどはとった鮭から採卵(さいらん)です。

オレンジ色の卵は宝石のように輝いていてとってもきれいです。

キラキラ輝く卵は受精(じゅせい)し、きれいな川の水にさらします。

その時、冠太はフッと、おじさんたちが鮭やウナギなど。

魚たちが安心して住める川にするために『七北田川の水質を守る』という

大切な仕事をしていることに気づきました。

J6

アユ・ヨシノボリ・サクラマス・マルタウグイ・チチブ・ウキゴリ・そしてモクズガニまでいます。

J7

学校から帰った冠太は「ゴン、今日はでっかい鮭をつかまたんだぞ」と、じまんしました。

そして、夕ごはんの時、じいちゃんとばあちゃんにも今日のことをじまんしました。

じいちゃんとばあちゃんは目を細め思い出したように七北田川で遊んだ子供の頃を

ポツリポツリと話し出しました。

<じいちゃん>「冠太、昔七北田川はな『冠川(かむりがわ)』といって、

        お偉い方が川を渡る時に大切な冠を落とされたと言い伝えられ、村にとっては

        なくてはならない川だったんだよ。冠太の名前はそこから冠の字をとって

        名づけたんだ。七北田川が太平洋の大海原へゆうゆうと流れるように

        大きな心に育ってほしいと願いをこめたんだ」

そばで聞いていたばあちゃんが、「んだ、んだ」といいました。

宮城野区地元学推進委員会「冠(かむり)川(がわ)地元学の会」編 脚本・絵 小野しづ子

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コメント

VOL42 43 45 と共に「仙台本のはなし」の朝日新聞の切り抜きが届きました。おめでとうございます。相変わらずのご活躍 うれしくなります。もう101冊は突破しましたか?私も読んでみたいです。着払いで送ってもらえますか?

投稿: 坊寺 富江 | 2011年3月11日 (金) 13時50分

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